【西宮市】クマが六甲山側に|名塩エリアで確認された痕跡と通報先

西宮市名塩エリアの山ぎわと住宅地を背景に、クマの目撃情報や痕跡、通報先の確認を呼びかけるアイキャッチ画像

六甲山ぎわでクマが出ています。名塩エリアの状況と、外出前に確認しておきたいこと

「クマが出たって、ほんまですか」——整骨院にそう聞いてきてくれた方が、ここ数日で何人かいました。西中島や新大阪のあたりから来院してくれる方の中には、六甲山へのハイキングが趣味という方もいて、「今週末どうしよう」と気にされていました。

「六甲山は、しばらく全部やめたほうがいいんでしょうか」という趣旨の質問もありました。ただ、「六甲山系」と呼ばれる範囲は広く、今回の目撃場所と、普段利用している登山口やコースが同じ状況とは限りません。

ヨドガワウォッチで淀川区を担当しています、浜崎鍼灸整骨院の浜崎 洋です。今回は、2026年6月16日に西宮市・神戸市・兵庫県の公式ページで確認した内容をもとに、何が確認されているのか、どのエリアの話なのか、山ぎわへ出かける予定がある方に確認してほしいことをまとめました。

目次

西宮・名塩でクマの目撃情報が相次いだ

2026年6月12日の午後11時ごろ、西宮市名塩赤坂付近で、クマの目撃情報が2件相次ぎました。

その後、6月15日に名塩山荘の周辺で、クマのものと思われるフンが見つかりました。ただし、西宮市が兵庫県森林動物研究センターへ画像を提供して分析したところ、6月16日時点では「クマのものである可能性は低い」と推定されています。

フンについては、発見時の判断から情報が更新されています。西宮市内で確認されているのは、6月12日の目撃情報であり、フンをクマの痕跡と断定できる状況ではありません。

現時点で人的被害は報告されていませんが、出没情報は今後も変わる可能性があります。

今回の場所を整理すると

目撃情報があった名塩赤坂付近は、西宮市北部の中国自動車道や国道176号に近い、三田市との市境方向にあるエリアです。

フンが見つかったとされた名塩山荘は、その周辺の山と住宅地が接している場所です。ただし、フンはクマのものである可能性が低いと判断されており、クマがどこから移動してきたのか、神戸市で確認された個体と同じなのかは分かっていません。

ここで気をつけたいのが、「六甲山系」という言葉だけで行くかどうかを決めないことです。六甲山系は複数の市にまたがり、登山口やコースによって場所が大きく異なります。

出かける予定がある場合は、「六甲山でクマが出たらしい」という広い情報だけで判断せず、予定している市町、登山口、コース周辺に直近の目撃情報があるかを確認するほうが判断しやすくなります。

神戸市でも初めてクマが確認された

同じ時期の6月11日、神戸市北区道場町の山林に設置されたセンサーカメラに、成獣とみられるツキノワグマが写っていたことが確認されました。神戸市内でクマが確認されたのは初めてとされています。

神戸市は、山が近い地域では注意してほしいと呼びかけています。また、現場周辺での情報収集や対策を進めています。

行政の対応状況は変わる可能性があるため、神戸市北区やその周辺へ出かける場合は、神戸市の公式ページで最新情報を確認してください。

わたしの周囲で、六甲山へ出かける方からこれほど続けて質問を受けたのは、あまり記憶にありません。

兵庫県が対策会議を開いた

6月15日、兵庫県庁でツキノワグマ対策連絡会議が開かれました。知事や副知事、森林動物研究センター、警察などの関係者が参加し、出没状況や被害対策、注意喚起について確認しています。

県は、生ごみや放置された果樹など、クマを人の生活圏へ引き寄せるものを減らすよう呼びかけています。一方で、必要以上に不安を広げず、出没情報を確認して行動することも求めています。

ツキノワグマとはどんな動物か

ツキノワグマは日本に生息するクマの一種で、胸に白い三日月形の模様が見られます。成獣の体長は、おおむね1〜1.5メートル程度とされます。

通常は人との接触を避けるとされますが、突然近い距離で出会った場合や、子グマを連れている場合などは危険があります。生ごみや放置果樹などを食べ物として覚えると、人の生活圏へ繰り返し近づくこともあります。

初夏は行動範囲が広がることがある時期です。山林や山ぎわへ入る際は、季節についての一般的な情報だけでなく、直近の出没場所を確認してください。

西宮市の対応は今どこまで動いているか

西宮市は、警察や市民からクマの目撃情報があった場合、現地を調査して痕跡の有無を確認するとしています。

6月15日に見つかったフンについては、翌16日に専門家から「クマのものである可能性は低い」との分析結果が示されました。新しい情報が分かった場合は、市の公式ページなどで随時知らせるとしています。

山ぎわにお住まいの方や近くへ出かける方は、最初に見たニュースだけで判断せず、西宮市の公式ページで更新日と最新の内容を確認してください。

出かける前に確認したい順番

「クマ鈴を持てば大丈夫」と考えるのではなく、まず目撃情報のある場所へ入らないことを優先します。そのうえで、音の出るものなどを準備する順番がよさそうです。

STEP
予定している登山口とルートを確認する

まず、どの市町にある登山口から入り、どのコースを通る予定なのかを確認します。「六甲山系」という広い範囲だけで判断せず、ルート周辺に新しい目撃情報が出ていないかを見てください。

STEP
目撃情報がある場所には入らない

予定ルートや登山口の近くで直近の目撃情報が出ている場合は、クマ鈴の有無にかかわらず、その場所を避けることを優先します。別のルートへ変えるか、日程を改めることも選択肢です。

STEP
予定を変更する基準を決めておく

子ども連れや単独行動の場合は、「登山口周辺で直近の目撃情報が出たら中止する」「管理施設から注意情報が出たら別の場所へ変える」など、出発前に基準を決めておくと迷いにくくなります。

STEP
音の出るものを携帯する

出没情報がないことを確認したうえで、鈴やラジオなどを携帯し、人の存在をクマへ早めに知らせます。ただし、音を出せば安全が保証されるわけではありません。

STEP
夕方から早朝は特に周囲を見る

クマは夕方から早朝に行動することがあるため、この時間帯に山ぎわや見通しの悪い道を歩く場合は、周囲の状況に注意してください。

STEP
見かけても近づかない

クマやクマと思われる動物を見かけた場合は、近づいたり、撮影のために追いかけたりしないでください。距離を取りながらその場を離れ、安全な場所へ移動してから、目撃した地域の自治体や警察へ連絡します。

自分に関係があるかどうかの目安

今回の西宮市の目撃情報は、市北部の山ぎわで確認されたものです。淀川区や大阪市内に住んでいるというだけで、直ちに日常生活へ影響する情報ではありません。

一方で、休日に西宮市北部や神戸市北区、六甲山周辺などへ出かける方にとっては、行き先を決める際の確認材料になります。次のような予定がある方は、目的地ごとの情報を確認しておくと判断しやすくなります。

  • 六甲山周辺や北摂方面へハイキングや散策に行く予定がある
  • 西宮・宝塚・三田・神戸市北区方面に家族や知人が住んでいる
  • 子どもや高齢の家族と山ぎわの公園や農道を歩く機会がある
  • 一人で山道や林道を歩く予定がある
  • 裏山や雑木林に近い場所に畑や庭がある

公式の最新情報を確認したいときは

出没情報や行政の対応は、同じ日でも更新されることがあります。この記事では2026年6月16日に公式情報を確認していますが、出かける際は、その時点の更新内容をもう一度確認してください。

西宮市農政課

電話:0798-34-8481。西宮市内で目撃した場合や、不審な痕跡を見つけた場合の問い合わせ先として案内されています。番号や受付方法は、利用前に西宮市公式ページでも確認してください。

神戸市鳥獣相談ダイヤル

電話:078-333-4408。受付時間は8時から21時までと案内されています。神戸市内でクマやクマと思われる痕跡を見つけた場合の連絡先です。最新の受付時間は神戸市公式ページで確認してください。

西宮市・神戸市・兵庫県の公式ページ

目撃情報や調査結果、行政の対応などが更新されることがあります。記事の見出しだけでなく、更新日と本文まで確認してください。

今週末に山ぎわへ出かける前にできること

六甲山ハイキングを楽しんでいる方が来院してくれたとき、「行こうと思っていたのに、どうしよう」「六甲山は全部やめたほうがいいのか」という話になりました。

わたしは、広い範囲をまとめて怖がるより、予定している登山口やルートの情報を確認し、状況によって行き先や日程を変えるほうが現実的だと思っています。

子どもと一緒に行く場合や、一人で歩く場合は、現地へ着いてから迷わないよう、予定を変える基準を出発前に決めておくのも一つです。

まず、直近の目撃情報がある場所には入らない。そのうえで、鈴やラジオなどの携行品を準備する。この順番で考えると、「クマ鈴があるから大丈夫」と装備だけに頼らずに済みます。

今回のように、フンについての判断が翌日に更新されることもあります。出かける前日にもう一度公式情報を確認し、その時点の状況を見て予定を決めてみてください。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

ヨドガワウォッチ運営者であり、浜崎鍼灸整骨院、院長の浜崎 洋
「ヨドガワウォッチ」浜崎

淀川区在住の浜崎です。鍼灸整骨院の仕事をしながら、町会や学校、地域のスポーツチームなどにも関わっています。地域メディア『ヨドガワウォッチ』で、
暮らしに役立つ地元の話題をまとめています。

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