淀川区で今すぐ避難できる場所は?災害時避難所・一時避難場所・広域避難場所の違い
「もし今、大きな地震や水害が起きたら、どこへ避難すればいいんやろう」。自宅の近くに学校や公園があっても、それが避難所なのか、どんな災害のときに行けばよいのかまでは、意外と分かりにくいものです。
地域情報メディア『ヨドガワウォッチ』のエリア担当ライター、浜崎洋です。淀川区で暮らし、地域活動や災害ボランティアに関わるなかで、避難場所は「名前を知っている」だけではなく、災害の種類ごとに確認しておくことが大切だと感じています。
この記事では、大阪市・淀川区の公式情報をもとに、淀川区内の災害時避難所の施設名と所在地を一覧で紹介します。あわせて、災害時避難所、一時避難場所、広域避難場所、津波避難ビル・水害時避難ビルの違いや、実際に避難するときに確認したいポイントも整理します。
淀川区の災害時避難所一覧
まず、淀川区内にある災害時避難所を確認しておきましょう。
災害時避難所は、自然災害などによって自宅で生活できなくなり、継続して避難生活をする必要がある場合に、宿泊や給食などの生活機能を提供する施設です。学校や公共施設などが指定されています。
| 施設名 | 所在地 | 種別 |
|---|---|---|
| 新東三国小学校 | 東三国3-9-10 | 小学校 |
| 東三国小学校 | 東三国6-3-24 | 小学校 |
| 北中島小学校 | 宮原5-3-4 | 小学校 |
| 宮原小学校 | 三国本町1-16-44 | 小学校 |
| 西三国小学校 | 西三国1-21-28 | 小学校 |
| 三国小学校 | 三国本町3-9-18 | 小学校 |
| 新高小学校 | 新高1-15-53 | 小学校 |
| 西中島小学校 | 西中島7-14-25 | 小学校 |
| 木川小学校 | 木川東3-7-32 | 小学校 |
| 木川南小学校 | 木川東1-2-36 | 小学校 |
| 十三小学校 | 十三東4-3-6 | 小学校 |
| 野中小学校 | 野中北1-11-26 | 小学校 |
| 神津小学校 | 十三元今里2-3-12 | 小学校 |
| 塚本小学校 | 塚本3-5-6 | 小学校 |
| 田川小学校 | 田川2-9-37 | 小学校 |
| 三津屋小学校 | 三津屋中1-4-14 | 小学校 |
| 加島小学校 | 加島1-60-28 | 小学校 |
| 東三国中学校 | 東三国6-3-68 | 中学校 |
| 宮原中学校 | 西宮原3-3-2 | 中学校 |
| 三国中学校 | 西三国2-5-24 | 中学校 |
| 十三中学校 | 十三東5-1-27 | 中学校 |
| 新北野中学校 | 新北野2-13-37 | 中学校 |
| 美津島中学校 | 加島1-54-41 | 中学校 |
| 東淀川高等学校 | 宮原4-4-5 | 高校 |
| 英真学園高等学校 | 十三東5-4-38 | 高校 |
| 北野高等学校 | 新北野2-5-13 | 高校 |
| 東淀工業高等学校 | 加島1-52-81 | 高校 |
| 大阪市立淀川スポーツセンター | 西宮原2-1-3 | 公共施設 |
ただし、一覧に載っている施設が災害時に必ずすべて開設されるわけではありません。被害状況や災害の種類によって、開設される避難所は変わります。実際に避難するときは、大阪市・淀川区から発表される最新情報を確認してください。
「避難所」と「避難場所」は同じではない
防災情報を見ていると、「災害時避難所」「一時避難場所」「広域避難場所」と似た言葉が出てきます。それぞれ役割が違うので、ここを知っておくと避難先を考えやすくなります。
- 災害時避難所
-
自宅で生活することが難しくなった場合などに、一定期間避難生活を送るための施設です。小学校、中学校、高校、公共施設などが指定されています。
- 一時避難場所
-
災害が発生したときに、まず身の安全を確保するため一時的に避難する公園や広場などです。長期間生活する場所ではありません。
- 広域避難場所
-
大規模な火災が発生した場合に、火災から身を守るため避難する広い場所です。淀川区では、淀川河川敷(十三大橋~JR京都線)と新大阪駅北側が公式に掲載されています。
- 津波避難ビル・水害時避難ビル
-
津波や洪水などから緊急的に身を守るための避難先です。堅固な高層建物の3階以上などが指定されています。
近い避難所が必ず安全とは限らない
避難所を探すとき、「自宅から一番近い学校へ行けばいい」と考えがちですが、災害の種類によって安全な避難先は変わります。
たとえば、大規模火災に備える広域避難場所と、洪水や津波から身を守る避難先では、求められる場所が違います。
特に淀川河川敷は大規模火災時の広域避難場所として指定されている一方、洪水や津波の危険があるときに河川敷へ向かうのは適切ではありません。

「一番近い場所」だけでなく、「どんな災害のときに、どこへ逃げるか」まで確認しておくことが大切です
自宅が安全なら在宅避難という選択もある
災害が起きたからといって、全員が必ず避難所へ行かなければならないわけではありません。
自宅に倒壊や浸水などの危険がなく、安全に生活を続けられる場合には、自宅で過ごす「在宅避難」も選択肢になります。
大勢の人が集まる避難所は、限られたスペースや物資を必要とする方も利用します。自宅が安全かどうかを確認したうえで、避難所へ行く必要があるのかを判断することも大切です。
一方で、避難指示などが発令され、自宅にとどまることが危険な場合は、ためらわず安全な場所へ避難してください。
自宅の安全性を考えるときは、地域で想定されている地震のリスクを知っておくことも参考になります。淀川区では上町断層帯の地震リスクと日用品の備えについても取り上げていますので、あわせてご確認ください。
福祉避難所へ直接向かうわけではない
高齢の方や障害のある方など、一般の避難所で生活することが難しい方のために「福祉避難所」という仕組みがあります。
ただし、福祉避難所は災害が発生すると同時に一斉に開設される施設ではありません。
建物の安全や受け入れ体制などを確認し、一般の災害時避難所に避難している方の状況を見ながら、必要に応じて順次開設されます。
ご自身や家族が一般の避難所で過ごすことに不安がある場合は、災害が起きてから考えるのではなく、平時のうちに区役所などへ相談しておくことをおすすめします。
特に、避難生活に配慮が必要な高齢の方や障害のある方については、要援護者名簿の対象や役割を事前に確認し、登録しておくことで、いざというときの支援につながりやすくなります。
淀川区防災マップで自宅周辺を確認
避難先を事前に調べるときに役立つのが、淀川区の防災マップです。
防災マップには、災害時避難所、一時避難場所、広域避難場所などが地図上に掲載されています。自宅だけでなく、勤務先や家族がよく利用する場所の周辺も確認しておくと役立ちます。
まず防災マップで、自宅や職場がどの地域にあるのかを確認します。
近くの災害時避難所だけでなく、地震、火災、洪水、津波など、それぞれの場合に安全な場所を確認します。
橋や地下道、川沿いなどを通る経路になっていないかも確認しておきましょう。夜間や大雨のときでも移動できるかを考えておくと、より実践的です。
大阪防災アプリで開設状況を確認
紙やPDFの防災マップは、事前に避難先を把握するのには役立ちますが、災害発生時の状況までは分かりません。
そこでスマートフォンを利用している方は、「大阪防災アプリ」もあわせて準備しておくと便利です。
大阪防災アプリでは、避難所の開設情報や混雑状況、防災情報などを確認できます。
防災マップで事前に候補を確認し、実際の災害時には最新の開設情報を見る。この二つを組み合わせるのが分かりやすい使い方です。
ペットや車椅子、車での避難は事前確認を
避難所を利用するときには、施設名と所在地だけでは分からないこともあります。
- ペット同行避難のルール
- 車椅子用トイレなどのバリアフリー設備
- 介助が必要な方への対応
- 車での避難や駐車場利用
- 災害時に実際に開設されているか
こうした条件は施設や災害の状況によって変わることがあります。必要な配慮がある場合には、平時のうちに淀川区役所などへ確認しておくと安心です。
避難所は「場所」と「行き方」をセットで確認
避難所の名前を一つ覚えるだけでも備えにはなりますが、本当に役立つのは「そこまでどうやって行くか」まで分かっていることです。
いつもの道が、大雨で冠水したり、地震で通れなくなったりする可能性もあります。できれば自宅から避難先までの経路を一度歩き、別の道も確認しておくと安心です。
また、自宅だけでなく、職場、学校、家族がよく行く場所についても一度確認してみてください。
いざというときは最新の公式情報を優先
この記事で紹介した避難所は、平時に「どこへ避難できる可能性があるのか」を知るためのものです。
実際の災害時には、被害の状況によって施設が使えなかったり、別の避難場所への移動が必要になったりする場合があります。
そのため、大阪市・淀川区の公式発表や大阪防災アプリなど、その時点の最新情報を最優先にしてください。
南海トラフ地震のような大規模地震への備え方は、南海トラフ地震に備えるなら|震度の見方と家族で確認したいことでも整理していますので、あわせて確認しておくと安心です。



「近くに避難所があるから大丈夫」ではなく、災害ごとの避難先とそこまでの道を知っておくことが大事です
淀川区で暮らす方に役立つ地域情報は、ヨドガワウォッチのトップページでも随時お届けしています。
今日できるのは、自宅の近くを一度見ること
防災というと、水や食料をそろえたり、防災用品を買ったりと、準備することが多く感じるかもしれません。
まずは淀川区の防災マップを開いて、自宅の近くにある災害時避難所と、そこまでの道を一度確認する。それだけでも立派な備えです。
できれば家族とも、「地震ならどうする」「淀川が増水したらどこへ行く」と一度話してみてください。災害が起きてから考えるのではなく、何も起きていない今だからこそ確認できることがあります。親子防災体験3選|フェスタ・講座・消防署の内容と対象年齢の違いのようなイベントも、家族で防災について話すきっかけとしておすすめです。
ヨドガワウォッチでは、これからも淀川区で暮らす方に役立つ防災・地域情報を、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。













