阪急電車の中吊り広告、いつまで見られる?いつもの車内の風景が変わります
阪急電車に乗ると、何気なく目に入る中吊り広告。新しい商品や沿線のイベントを教えてくれたあの車内の風景が、変わろうとしています。
2026年10月14日、阪急電鉄は全線の営業車両で中吊り広告の掲出を終了すると発表しました。
『ヨドガワウォッチ』の浜崎洋です。十三で浜崎鍼灸整骨院をやっているわたしにとって、阪急電車は暮らしと切り離せない存在です。十三を使う方には身近な話題だと思い、取り上げました。
いつからなくなるのか。神戸線・宝塚線・京都線はどうなるのか。ほかの車内広告も消えてしまうのか。阪急電鉄の公式ニュースリリースをもとに整理しました。
阪急の中吊り広告は2027年4月4日で終了
まず結論です。阪急電鉄の中吊り広告は、2027年4月4日(日)の営業終了をもって掲出を終了します。
対象は阪急電鉄全線の営業車両です。ただし、他社から乗り入れてくる車両は対象外です。
- 発表日
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2026年10月14日(水)
- 掲出終了日
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2027年4月4日(日)の営業終了時
- 対象車両
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阪急電鉄全線の営業車両
- 対象外
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他社からの乗り入れ車両
つまり、2027年4月5日(月)からは、対象の阪急電車で中吊り広告のない車内になります。
十三駅を通る阪急電車も対象になる?
はい、十三駅を通る阪急の車両も対象に入っています。
十三駅に集まっている路線は、次の3つです。
- 神戸線:大阪梅田と神戸三宮方面を結ぶ路線
- 宝塚線:大阪梅田と宝塚方面を結ぶ路線
- 京都線:大阪梅田と京都河原町方面を結ぶ路線
十三から大阪梅田へ向かう方も、神戸や宝塚、京都方面へ出かける方も、いつも乗っている阪急電車から中吊り広告がなくなります。
宝塚線の三国駅など、淀川区内のほかの阪急の駅から乗る場合も同じです。
ただし、終了するのは中吊り広告の掲出です。電車の運行そのものが変わるという発表ではありません。十三新線・新駅・車両更新など、阪急沿線で2026年度に変わることは、淀川区・阪急沿線の2026年度に何が変わるかの記事で整理しています。
なぜ阪急は中吊り広告をなくすの?
阪急電鉄は今回の変更について、主な理由として車内環境の改善と環境負荷の低減を挙げています。
スマートフォンの普及で情報の受け取り方が変化
以前は、電車の中吊り広告が新商品やイベントを知るきっかけになることもありました。
ところが今は、スマートフォンやデジタルメディアの普及で、情報の調べ方も受け取り方も大きく変わっています。
阪急電鉄は、こうした変化に加えて、車内での過ごし方が多様化し、落ち着いた移動空間への期待が高まっていることも理由に挙げています。
天井から下がる中吊り広告をなくして、車内の見通しや開放感を高め、より快適な空間を目指すということです。
年間約83万枚分の紙資源を削減できる見込み
もう一つの理由は、環境への配慮です。
阪急電鉄によると、2025年度の実績をもとにした試算で、年間約83万枚の中吊り広告に相当する紙資源の使用削減が見込まれています。
中吊り広告をつくるときに使う印刷資材も減らせるので、環境負荷の低減にもつながるとしています。
ただし、約83万枚は2025年度の実績をもとにした試算です。実際に減った枚数を示す数字ではありません。
ドア横のポスターや車内モニター広告もなくなる?
ここは誤解しやすいところですが、今回の発表で終了が明示されたのは中吊り広告です。
ドア横などのポスターや、車内モニターに流れる広告は、今回の発表では廃止の対象になっていません。
ですから、「阪急電車から広告がすべてなくなる」という意味ではありません。
ほかの広告媒体が今後どうなるかは、阪急電鉄からの案内を確認する必要があります。
中吊り広告を利用しているお店や団体は?
中吊り広告は、沿線のお店やイベント、企業の商品・サービスを知らせる媒体としても使われてきました。
いま阪急の中吊り広告を利用している事業者や団体の方は、契約先の広告会社に、最終掲出日や今後の申し込みについて確認しておくと安心です。
今回の公式発表では、個別の広告契約や、新規申し込みの受付終了日までは案内されていません。
これからも沿線の人に情報を届けたい場合は、ほかの車内広告や駅広告が使えるかどうか、契約先に相談してみる方法もあります。
十三や新大阪など淀川区のまちの情報は、淀川区の地域情報をまとめたヨドガワウォッチのトップページから、ほかの記事もたどれます。
見慣れた車内の風景が変わる春
スマートフォンで何でも調べられる時代です。それでも、電車の中で何気なく目に入る広告には、検索して探す情報とは少し違う役割があったように思います。
知らなかった催しや、普段なら気にも留めない商品。たまたま目に入った情報が、ちょっとした発見につながることもあります。
これから催しを探すときは、淀川区の地域イベントの探し方(行政・子育てプラザ・民間サイトの使い方)も役に立つかもしれません。
もちろん、広告が減って車内がすっきりするのを歓迎する方もいるでしょう。
どちらの感じ方も自然なことだと思います。
十三で長く仕事をしているわたしとしては、地域を走る阪急電車の、こうした小さな変化にも目を向けていたいところです。
中吊り広告が終了するのは、2027年4月4日(日)の営業終了時。
春まではまだ少し時間があります。いつもの阪急電車に乗ったとき、ふと天井を見上げてみるのもいいかもしれません。
長く当たり前だった車内の風景が、もうすぐ一つ変わろうとしています。
公式情報・参考資料
この記事は、2026年10月14日に阪急電鉄が発表した公式ニュースリリースをもとに作成しました。
阪急電鉄「全車両の中吊広告の掲出を終了します」(公式ニュースリリース・PDF)
今後、対象車両やその他の車内広告に関する追加発表があった場合は、公式情報を確認してください。












