新大阪・京橋の名店が今夏に閉店|麺の香は6月10日、トリーゴは6月30日まで
「あのお店、まだやってるかな」と気になりながら、なかなか足を運べずにいる店がある。そういうお店に限って、ある日突然なくなっていたりする。
地域情報メディア『ヨドガワウォッチ』で淀川区を中心に書いている浜崎洋です。浜崎鍼灸整骨院の院長をしながら、平日は新大阪や十三あたりを歩くことが多い。だから今回のニュースは、どこか他人事じゃなかった。
京橋と新大阪、それぞれの名店が今夏に閉じる。いつまで食べられるのか、何が起きているのか、自分が行けるのかどうか、順番に書いていきます。
どの店が、いつまで営業しているのか
今回話題になっているのは二店舗。京橋中央商店街の「手作りパンの店 トリーゴ」と、新大阪の「伽哩麺工房 麺の香」です。
- 手作りパンの店 トリーゴ(京橋)
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2026年6月30日(火)をもって閉店。大阪市都島区東野田町5-9-8、京橋中央商店街内。創業45年、24時間営業で知られたパン屋。
- 伽哩麺工房 麺の香(新大阪)
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2026年6月10日(火)をもって閉店。大阪市淀川区宮原4-1-45。創業から52年、夫婦二人で切り盛りしてきたカレーうどん専門店。
麺の香のほうが閉店日が早い。6月10日までに新大阪へ行けるかどうか、まず自分のスケジュールと照らしてみてほしい。
なぜ今、閉めることになったのか
二店舗とも「惜しまれながらも仕方なく」という事情があって、それぞれ少し中身が違います。
トリーゴは、建物の老朽化による立ち退きが直接の原因。移転して続けるにも製パン機械の入れ替えを含めると2000万円を超える費用がかかるといい、2代目として父親と続けてきた店を、断腸の思いで閉じる決断をされた。
麺の香のほうは、店主の小林督夫さんが一昨年末に脳梗塞で倒れ、20日以上の休業を経て復帰。それでも後継者が見つからず、82歳のご夫婦二人だけでは限界があると判断されての閉店。「辞める時期を考えないと皆さんに迷惑かける」という言葉が、どれだけ真剣な決断だったかを物語っている。
24時間営業のパン屋がいた理由
トリーゴが24時間になったのは、意図して始めたわけではないらしい。深夜にシャッターを下ろして片付けていると、お客さんがやってくる。それに応えているうちに、いつの間にか開けっぱなしになった、という。
京橋という街は夜の人通りが多い。仕事帰りのサラリーマンも、飲み屋帰りの人も、深夜に何か買いたい人も、みんなトリーゴの灯りを頼りにしてきた。断れないから続けた、というのがこの店の45年だったのかもしれない。
麺の香が新大阪に根付いた52年間
麺の香はもともと、新大阪センイシティーの中で30年以上営業していました。施設の建て替えを経て2012年に現在地(宮原4-1-45)へ移転し、14年間かけて今の常連さんを積み上げてきた。
新大阪駅から歩いて3分ほど、細い路地の奥にある。昼だけの営業(11時から14時半、日祝定休)で、行列ができることも珍しくない店。わたしも近くを通るたびに「今日は入れそうか」と路地の入口を覗いてきた。
食べに行くなら今週末にも動いてほしい
麺の香の閉店は6月10日。今からだと残りの営業日は多くない。月曜から土曜の昼のみ、日祝は休みなので、行ける日が限られてくる。
- 麺の香の閉店:2026年6月10日(火)、昼のみ営業・日祝休み
- トリーゴの閉店:2026年6月30日(火)、24時間営業・月曜定休
- 麺の香は予約不可のため、混雑を見越して早めの来店が確実
- トリーゴはパンの耳の無料サービスも含め、通常営業中(月曜以外)
閉店間際は混み合うことが多い。行くなら少し早めに動くほうが無理がありません。
長く続いた店が閉まるときに思うこと
整骨院をやっていると、長く通ってくれているお客さんが「あの定食屋、なくなったんです」と寂しそうに話してくれることがある。そのたびに、続けることのしんどさと、続けてきたことのすごさが同時に胸に来る。
派手な宣伝もなく、毎日淡々と開けて、お客さんの顔を覚えて、ちゃんと続けてきたお店というのは、それだけで信用の積み重ねだとわたしは思っている。45年と52年。どちらも、そういうお店だった。

続けてきたことへの敬意が、食べに行く理由になると思います
閉店後の情報はどこで確認するか
現時点では、両店舗とも移転や後継店の情報は出ていません。公式SNSや地域メディアの情報を引き続き確認するのが確実です。
トリーゴ:06-6924-4584/麺の香:06-6394-3718。営業時間や最終日前後の状況は、直接確認するのがいちばん確実です。
移転や再開の情報が出た場合、地域系の情報サイトや食べログに最初に反映されることが多い。定期的に覗いておくと動きをつかみやすい。
今週の昼、新大阪に寄れるなら
麺の香まで足を伸ばせるなら、今週の平日昼がちょうどよいタイミングになります。新大阪駅から歩いて3分、路地の入口を確認してから向かってみてください。
わたしは新大阪のあのあたりをよく通るので、この記事を書きながら「来週中には行っておこう」と決めました。52年積み上げてきた昆布だしのカレーうどんを、閉まる前に一度ちゃんと食べておきたい。
トリーゴのほうは6月いっぱいまで時間があります。京橋に出る機会があれば、商店街をぶらっと歩いてみてください。スクランブルエッグのサンドイッチ、100円台のパン、無料のパンの耳。お店の温かさは、値段じゃないなと改めて思わされます。













