ベイ・シティ・ローラーズの映画が大阪で公開|9月26日はウッディ本人がZoom登壇

「ベイ・シティ・ローラーズ」と聞いて、タータンチェックの衣装や、若かった頃に聴いた曲を思い出す方もいるのではないでしょうか。
今回紹介する映画は、淀川区内で上映される作品ではありません。それでも、十三から足を運べる大阪市内で公開され、9月26日にはメンバーのスチュアート・“ウッディ”・ウッド本人がZoomで登壇する上映もあります。
地域情報メディア『ヨドガワウォッチ』のエリア担当ライター、浜崎鍼灸整骨院院長の浜崎 洋です。普段は淀川区の情報を中心に書いていますが、今回は映画を一足先に観る機会をいただきました。
1970年代の熱狂を知る方には、「こんな映画が公開されるんや」と知ってもらうだけでも意味があると思い、今回はいつもの淀川区から少し足を延ばして紹介します。
9月25日から大阪でも公開
映画『ベイ・シティ・ローラーズ ウッディ・ウッドが語る真実』は、1970年代に世界的な人気を集めたベイ・シティ・ローラーズのメンバー、スチュアート・“ウッディ”・ウッドが、自らの歩みを振り返る67分のドキュメンタリーです。作品の紹介や全国の上映情報は、映画『ベイ・シティ・ローラーズ ウッディ・ウッドが語る真実』公式サイトにまとまっています。
大阪では2026年9月25日(金)から、テアトル梅田とキノシネマ心斎橋で公開されます。
京都ではアップリンク京都、兵庫ではシネ・リーブル神戸と洲本オリオンでも公開予定です。
9月26日はウッディ本人がZoomで登壇
特にベイ・シティ・ローラーズのファンに注目してほしいのが、9月26日(土)の上映です。
- 会場:キノシネマ心斎橋
- 日時:2026年9月26日(土)17:20の回
- 内容:本編上映後、舞台挨拶をZoom中継
- Zoom登壇:スチュアート・“ウッディ”・ウッド、山本さゆりさん
- MC:汐月しゅうさん
舞台挨拶は東京・アップリンク吉祥寺で行われ、その模様が心斎橋の劇場へ中継されます。ウッディ本人がキノシネマ心斎橋に来場するわけではありませんので、その点はご注意ください。
実際にキノシネマ心斎橋の上映スケジュールにも、17:20の回に「ZOOM中継付き上映」と案内が出ています。
イベント内容や上映時間などは変更になる場合があります。観に行く方は、事前に劇場の最新情報を確認してください。
ベイ・シティ・ローラーズを知っている人にこそ観てほしい

ベイ・シティ・ローラーズは、1970年代に「ローラーマニア」と呼ばれるほどの熱狂を生み出したスコットランド出身のポップロックバンドです。当時の熱狂ぶりは、映画『ベイ・シティ・ローラーズ ウッディ・ウッドが語る真実』の予告編を先に観ておくと、文章だけよりも伝わりやすいかもしれません。
タータンチェックの衣装も大きな特徴で、日本でも多くのファンを生みました。
この映画の中心にいるのが、スチュアート・“ウッディ”・ウッドです。
若くしてバンドに加わり、普通の10代ではまず経験することのない世界的な成功と熱狂の中へ入っていきます。

映画には、タータンチェックの衣装がバンドの象徴になっていった話や、ファンが自宅まで押しかけたこと、人気絶頂期のライブや移動の日々など、当時の熱狂が次々と登場します。
一方で、華やかなスターの歴史だけを描いた作品ではありません。
音楽業界の契約や印税をめぐる問題、メンバー間の関係、バンドがうまくいかなくなっていく過程にも触れています。
世界的スターになった、その後の人生

わたしが実際に観て興味を持ったのは、世界中から追いかけられたスター時代だけではありませんでした。
むしろ、その後をどう生きたのかという部分です。
バンドがうまくいかなくなり、ウッディは住み慣れた土地を離れます。
ロサンゼルスや南アフリカなどで新しい音楽活動を続け、自分の道を探していきます。
いろいろな経験を経て故郷へ戻ってきても、まだ30歳でした。
10代で世界的な成功を経験してしまうと、その後の人生の方がずっと長い。
その当たり前のことが、映画を観ていると不思議に感じられました。
「過去を生きるのに疲れた」という言葉
映画の中で、わたしに残った言葉があります。
「過去を生きるのに疲れた」
ウッディは、同年代の人たちが彼女と遊びに行ったり、デートしたりした話を聞くと、自分にはそういう普通の青春がなかったことを残念に思う、と振り返ります。
普通の10代では経験できないことをたくさん経験した一方で、普通の10代なら経験していたはずの時間を持てなかった。
それでも、もう一度どちらかを選ぶとすれば、自分が歩いてきた道を選ぶと語ります。
青春として失ったものはあるけれど、その代わりに得たものもたくさんあった。
わたしは、この映画を観て強く感動したというより、このあたりの言葉が妙に残りました。
成功したから全部よかったわけでもない。普通の青春を失ったから不幸だったわけでもない。
いろいろあった自分の人生を振り返って、それでも「もう一度選ぶなら、この道を選ぶ」と言える。そこは、ええなと思いました。
50年たって、今は3世代でライブへ

もう一つ面白かったのが、ベイ・シティ・ローラーズが単なる「昔の人気バンド」ではないことです。
日本公開に合わせて発表されたオフィシャルインタビューで、ウッディは、1970年代に12歳から16歳だったファンは今では60代になり、その子ども、さらに孫まで、3世代の家族でライブを観に来ることがあると話しています。
みんなで歌い、踊り、手拍子をする。
ウッディは、そんな50年について「音楽がすべて」と語っています。
現在も新しいメンバーと活動を続け、2027年まで各地でライブの予定が入っているそうです。
50年前のスターを振り返る映画でありながら、その音楽は今も続いている。
昔ベイ・シティ・ローラーズを聴いていた方なら、スクリーンに映る彼らを観ながら、自分自身の若かった頃まで思い出すかもしれません。
十三から少し足を延ばして観られる一本
今回は、淀川区で上映される映画ではありません。
ヨドガワウォッチでどこまで地域外の情報を扱うのか、わたし自身も少し迷いました。
それでも、十三から足を運べる大阪市内で公開され、ベイ・シティ・ローラーズを知る世代には「観てみたい」と思う方もいるはずです。
淀川区の情報を中心にしながら、ときには少し足を延ばした先にある、読者の方に伝えたい映画や文化も紹介していければと思っています。
そういえば少し前にも、十三の第七藝術劇場で公開中の映画を観て感じたことを、『沼影市民プール』を観て考えた「居場所」の価値という記事に書きました。ジャンルはまったく違いますが、淀川区の記事の中に映画の話を混ぜていくのも、こうして続けてみると案外悪くないなと感じています。
特に9月26日は、映画を観たあとにウッディ本人の言葉を聞ける機会です。
ベイ・シティ・ローラーズの名前を聞いて、あの頃の曲や景色が少しでも浮かんだ方なら、チェックしてみてもいい映画だと思います。
十三や新大阪の話が中心のヨドガワウォッチですが、こういう回り道した紹介も含めて、よければトップページから他の記事も覗いてみてください。
作品・大阪上映情報
- 作品名:『ベイ・シティ・ローラーズ ウッディ・ウッドが語る真実』
- 原題:Rollercoaster: The Story of Bay City Roller Stuart ‘Woody’ Wood
- 監督:パコ・ヒーローズ
- 出演:スチュアート・ウッディ・ウッド、アラン・ロングミュアー、デレク・ロングミュアー、エリック・フォークナー、レスリー・マッコーエンほか
- 製作:2007年/イギリス
- 上映時間:67分
- 言語:英語
- 字幕監修:山本さゆり
- 配給:NEGA
- 大阪公開:2026年9月25日(金)
- 大阪上映館:テアトル梅田、キノシネマ心斎橋
上映時間やイベント内容は変更される場合があります。来場前に各劇場の公式情報をご確認ください。
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